男性子育て日記 

二歳の女の子とゼロ歳の女の子の父親です。本や登山や趣味の話も綴っていきます

育休3ヵ月経って思うこと

 あっという間の3ヵ月だった。ブログで毎週の心境を綴っていてよかったと思う。だって、その時の気持ちや考えていることを読み返すことができるから。正直、文章がなかったら何を考えていたかなんて覚えていないよ。

 

 3ヵ月経って、この生活が当たり前になってしまった。「この生活」っていうは、家事と育児と趣味の時間で過ごす生活のこと。サラリーマンだった(今もサラリーマンだけど)頃は、朝起きて、朝食を口に詰め込んで、満員電車に揺られて、仕事をして、残業して、小腹が空いたらラーメン食べて、家に帰って風呂入って寝る生活をしていた。「家事・育児?」それは週末にやるものだと思っていた。マジ、本当にそう思っていたよ。

 

 その生活を思えば、今は非現実的な生活をしている。朝起きて、ゆっくり起きてくる娘を出迎える。「おはよう、よく眠れたかい?」ってリラックスした気落ちで会話ができる。働いているときは、出発する時間が決まっているから、「早く起きて!オムツ替えるよ!ご飯食べるよ!着替えて!体温何度!?出発するよ!靴はいて!」みたいなアクセクした毎日だった。それが、ゆっくり一緒に本を読んだり、昨日なんか、娘が保育士役で僕が子ども役になって、「はい、それでは今日はこの歌をうたいます!」って娘の掛け声に合わせて一緒に歌ったったっけ。それはそれは幸せな時間だった。

 

 保育園に送るのも迎えに行くのも、娘が望めば遠回りして帰る。「ここに猫さんいるね」「ここ登れるかなぁ?」って地域がアトラクションになっていた。働いているときはそんな余裕がないから、「早く行くよ!」「まっすぐ帰るよ」って言い聞かせていた。

 

 夜だってそうだ。娘は「いただきます」と「ごちそうさま」の声掛けをしてくれる。一緒に食べる。食べ終わったら、本を読んだり、お医者さんごっごしたり、みんなで歌を歌ったり、おもちゃで遊んだりする。今まで、この時間は家に居なかったらから知らなかった。もちろん、楽しいことばかりじゃない。「お風呂入りたくない」って駄々をこねられたり、ものを投げる癖のある娘を叱れば泣くし、一筋縄ではいかない瞬間もある。がっくりうなだれて疲れ切ってしまうこともあるけど、それすらも働いていた僕は知らなかった。妻は一人でこの状況と対峙していたんだと思うと、頭が下がる思いだ。

 

 今だと、僕と妻どちらかが、娘のイライラトリガーを引いたら、役割をスイッチして対応することができる。これはとても大きい役割だ。一人でいたら、ストレスだけが溜まって、どこにも逃げ場所がない。一度その場を離れることでリフレッシュできるし、娘も頑固になり続ける必要もなく、気持ちの切り替えができる。大人にとっても子どもにとっても大切だと思う。

 

 家庭内暴力って言葉があるけど、本当に身近に感じる。僕も妻も手を出したことはないけど、どうにも聞き分けが悪い状況になると、「このやろう!」って気持ちが湧き出てて来る。自分の娘ながら怒髪天に達してしまう状況がしばしばある。力で解決してやろう!とは思わないが、「なんでわかってくれないの!」と心の叫びをあげている。きっと我が家だけではないはずだ。だから、社会で子育て世代を見守る必要があると痛切に感じている。本当に!

 

 さて、最後に、育休3ヵ月で思うことの最後に伝えたいのは、保育士さんありがとうという気持ちだ。預かってくれる、見守ってくれる、子どもの興味に合わせて場面を展開してくれる保育士さんに感謝している。身体を壊さないでくださいね。本当にありがとう。尊敬します。マジで!!!