男性子育て日記 

二歳の女の子とゼロ歳の女の子の父親です。本や登山や趣味の話も綴っていきます

育休とって2ヵ月と2週間が経ちました。

 5月末から6月の現在まで、娘は保育園一週間全部行けた日がありませんでした。

日曜日に発熱して月曜日お休みしたり、お腹の風邪にかかって金曜日休んだり、完治したと思ったら今度は鼻の風邪を引いたり、今日も月曜日だけど、タンの絡んだ咳をしていて発熱もしていたのでお休みになった。約1ヵ月で8日も休んでいた。

 

 僕も妻も育休中だから対応できたけれど、もしフルタイムでお互い働いてたらと思うとゾッとする。年間の有休なんてアッという間になくなってしまう。会社には子の看護休暇があるけれど、無給で5日間だけだ。無給だからできるだけとりたくないけど、この5日間をつかってでも休みを取らないと家庭はまわらない。

 

 育休に入る前に、65歳からうちの職場に働くようになった女性職員がいた。その人がよく言ってたのが、「前の職場では、子どもの看護をするのを理由に、女性職員がよくやめていった。子育てしている女性で辞めていくのは、子どもの看護だったり、不登校になってしまって家を離れられなくなった女性ばかりだった。私が管理職になったら、子育てする女性が気軽に休みがとれるような雰囲気をしようと思っていました

 

 今、この話を思い出すと耳が痛い。娘が体調不良になると、いつも妻が早退してお迎えに行ってもらっていたからだ。僕は管理職だからなかなかその場を離れるわけにはいかないって理由で、納得してもらっていた。だから、妻の有休はアッという間になくなって、子の看護休暇も使って、最後は欠勤になって働いていた。僕は申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

 

 現政権の岸田首相は「異次元の子育て支援」を打ち出して、子育て世帯へのお金の給付をしてくれる。お金をもらえるのも嬉しい。でも、「異次元の子育て支援」というなら、「子どもの看護休暇を有休化する。一人につき10日間看護休暇付与を会社に義務づける」くらいな大胆な休暇制度をつくってくれたらもっと嬉しいのになぁって思う。個人事業主には恩恵が得られない制度なので、そこは個人事業主向けに他の子育て支援を作ればいいと思う。

 

 娘の風邪が続くので、どんな食べ物が風邪にはいいんだろう?って夫婦で調べて、料理をするようにしている。たとえば、ビタミンAは鼻の粘膜を治すのに効果的だから、カボチャのそぼろ煮を作ったり、喉の痛みには生姜がいいとわかれば、生姜とはちみつを混ぜてはちみつ生姜湯を作った。

生姜のはちみつ漬け。冷蔵庫で冷やしておいてつけておく。いつでもはちみつ生姜湯が飲めるように。

 こうやって僕たちは親になっていくんだなぁって思う。ただご飯を食べるだけじゃなくて栄養バランスを考えていく。子どもにとっていいものを考えていく。妻は「はちみつはなめさせるだけでもいい」と言って、プーさんみたいにスプーンにすくっては娘に食べさせていた。きっと娘は風邪ひくとはちみつが舐められることを学び、それが家の文化になっていくんだろう。

 

 最後に、子どもが風邪を引いたとき、長女のときは妻が一人で風邪について調べて、料理したり、通院したり、どうすればいいのか対応を考えて実践してくれていた。僕は仕事して帰ってきて、寝てまた仕事の生活だったから、特に気にもかけなかった。

 

 妻は不安だっただろうなぁ。心配だっただろうなぁ。相談する相手がほしかっただろうなぁって今気づくことができた。一人で子育てって不安すぎる。近くで誰かと話しながら進めるだけでだいぶ気持ちが楽になることをこの育休期間で学んだ。

 

 妻が「熱(娘が)があるみたい?」とか「風邪ひいてるみたい?」って僕に相談してきても、僕は「病院つれていけば」の一言で済ませていた。正直、僕は医者じゃないから子どもが風邪ひいたらどうしたいいかわらかないんだから、通院させればいいじゃんって思っていたけど、これが大きな間違えだったんだと思う。妻の気持ちを受け止められていなかったと今では反省している。

 

 仕事していたら気づけなかったことを、育休を取って気づけている。育休って立ち止まっている時間だと思っていたけど、気づきの連続で、僕は成長を続けている。今できることをたくさん学んでいきたい。