新聞で折り紙 オラウータンとトラ~東京新聞編~
朝、新聞を読んでいると、娘が「これはなぁに?」と聞いてきた。
22日の東京新聞に「ARで動く、熱帯雨林の野生動物折り紙」という企画があり、紙面一面を使って折り紙ができるようになっていた。しかもQRコードを使うと、作った折り紙の動物が動き出す仕掛けつき。僕は新聞に興味を持ってくれた娘の気持ちが嬉しくて、新聞折り紙に挑戦することにした。
はさみで紙面を切り取って、説明書通りに折っていく。これがなかなか難しい。
娘は、「できた?トトもうできた?」
僕は、「まだできないよ。待っててね」
娘は、「これはなにができるのかなぁ?なにかなぁ?」
僕は、「何ができるのかなぁ。できあがってからのお楽しみ」
10秒もしないうちに娘は同じ質問を繰り返す。
この折り紙は、思った以上に難しくて、僕は苦戦した。「どうやって折るのかなぁ」と悩みながら折っているときに、娘から質問が飛んでくると僕の気持ちの余裕はなくなる。
僕は「あぁ~もぉ~できない。わからない」と心の中で叫ぶ。
近くにいた妻に、「ちょっと代わりに作ってくれない?」と頼むが、
妻は「私は折り紙苦手だからやらない」と一蹴されてしまった。
なんだかんだ、悩み、苦しみながらも、作品を完成させた。
意外とクオリティが高くて驚いた。娘も気に行ってくれた。さっそくRQコードを起動させて、作品を映し出すと、アプリの中で二つの動物が動き出した。ナレーションはないけれど、物語が進行していく。
森の中で暮らしていた動物たちが、人間が森を伐採することで住める場所がなくなり、最後は毛皮にされてしまうお話だった。物語が終わると、環境に良い商品を選んで使きましょうという話があった。
とりあえず、折り紙を完成させることができて、よかったよかった。