男性子育て日記 

二歳の女の子とゼロ歳の女の子の父親です。本や登山や趣味の話も綴っていきます

育休の手続きについて

 今日は育休の手続きについて、僕と会社のやりとりの経緯について書きたいと思います。

 

 9月26日、上司に妻が妊娠したことを伝える。

上司から「おめでとうございます」とコメントを受ける。同時に上司育休の取得を考えていますと伝える。「また面談して詳しく聞かせてね」とのコメントだった。

 

 10月24日、上司と面談をする。中間業務評価の面談のおまけのような形で行われた。私は現場責任者ということもあり、4月から12月までの7ヵ月の育休所得を希望することを伝えると、「え、やばくない!?来年度ほとんどいないじゃん。社会的責任がある立場だよね。私たちのポジションって」とエッセンシャルワーカーであることを強調された。

 僕から「育休に必要な書類ってありますか?」と聞くと、上司は「制度についてよくわからないから、調べてみないとわからない」と言った。その後の手続きについては何も知らされなかった。

 ※僕としては、わかっているけど、育休って働く人の権利なのだから、取らしてくれよと思っていた。もちろん、職場に迷惑かけるのはわかるけど。

 ※ちなみに、制度について、ネットでも僕は調べた。2022年の法改正で、会社は従業員が出産、もしくは配偶者が出産する報告を受けた場合は、育休制度について説明すること、育休を取得するかどうか確認することが義務づけられている。これをしないと罰金と社名公表という罰則まである。

 

 11月30日、上司とは別の人に、育休を取りたい旨を伝えたが、取れるかどうかの返答をもらえていない旨を伝えると「会議では育休を取りたいことの報告は上がっているからとれると思う」とのことだった。ちょっとホットしたけど、モヤモヤは消えない。

 

 12月10日、上司から電話で、「来年度の人事だけど、今は拠点長という立場にいるけど、来年度はほとんど現場にいないから拠点長というポストはつけられないと思う。それでもいいか?」という質問を受ける。僕自身はハラスメントかなぁと思いつつ、育休がとれるかどうかわからない状況なので、「わかりました」と伝える。

 

 1月19日、会社の書類から育休申請書を一式印刷する。意向調査なるものを書き、上司に提出する。本来なら上司から私に手渡されるものだし、内容について、例えば育休中の給料支払いはないけど、給付金が受けられる等の説明があるはずだが、何もなかった。とりあえず、申請しないと何も始まらないし、いつまで待っていてもしょうがないので、提出した。

 

 1月20日、上司より「ごめんごめん、書類渡そうと思っていたけど忘れてた」と連絡を受ける。大丈夫ですよと返答するも、モヤモヤは残る。

 

 書き綴って振り返ってみると、上司に直接書類くださいと言えばいいのになって思う。でも、男性が育休を取ることに罪悪感というか、周りに迷惑かけるからって気持ちと、自分の要求を過度に主張するようで憚られた。勝手に感じているだけだけど、男性が育休をとるなんて・・・という雰囲気を勝手に感じ取っていただけかもしれない。それか、上司に嫌われたくないって気持ちもあったのかもしれない。これからも働き続けようと思っているわけだし。人事に影響はないと文面では書いてあるけど、それはそれで実際はどうなのかなぁと心配になる。

 

 社会に男性が育休を取るのが当たり前、しかも6ヵ月以上取るのが普通くらいの社会になったらいいのになと思う。世の中の当たり前になるには、先人を切る人がいて、道を切り開いていくしかないんだなぁと実感した。

 

 そう思うと、参政権(選挙権)とか、フェミニズム運動とかって、社会との戦いの中から権利を勝ち取っていく歴史なんだ。社会の常識に立ち向かうって痛みを伴うものなんだと思った。