男性子育て日記 

二歳の女の子とゼロ歳の女の子の父親です。本や登山や趣味の話も綴っていきます

LGBTQの権利を認めることや同性婚を認めることで日本社会は変わるのか?

 気になるトピックがあったので、記事にしてみようと思う。世の中的には意見が割れる議論なのだろう。僕の考えも含めて文字に起こしてみたい。 

 

 <きっかけ>

 岸田首相の発言で、「すべての国民の家族観、価値観、そして社会が変わってしまう」(2月1日の国会答弁)があった。僕は新聞を読んで、社会が変わるってなんだろう?って思ったのと、国民の家族観や価値観って何だろう?って思って、新聞記事をウオッチ(ノートテイク)し始めた。

 ※読んでる新聞が東京新聞です。マイノリティの声を汲み取り、記事にしている新聞社なので、本件についても一部偏りがあるかもしれません。

 

 <言葉の定義>

LGBTQとは何か?レズビアン(LESBIEN)、ゲイ(GAY)、バイセクシュアル(BISEXUAL)、トランスジェンダー(TRANSGENDER)の性的少数者の総称を表しています。Qが意味するものはQUESTIONだったり、QUEERです。性に対して男性なのか女性なのかわからないだったり、意図的に性別を決めていないというQUESTIONを意味しています。

同性婚とは何か、男性と男性、女性と女性による婚姻を法的に認めることです。

法的に認めることによって、配偶者控除や遺産相続、危篤時の面会、養子制度などが受けられることができる。

 

<伝統的な価値観、日本の家族観>

日本の伝統的な家族観とは、性別役割分業として、母親が子どもを育て、家事を行い、男性を支え、男性が外に出て働くこと分業スタイルで、家の中では家父長制があり男性に付き従う女性という家族観がある。

 

<我が家の家庭事情>

 我が家は共働き世帯になる。私はフルタイムで働き、妻は時短勤務をしている。今度二人目が産まれるので、もうすぐ産休に入る予定だ。私(男性)の平日育児時間は1時間以内である。朝の出勤までの時間を一緒に過ごすだけ、家事の時間は洗濯して干して、食器の洗い物をして、お風呂を洗って、トイレ掃除をするのが私の役目である。週末は私がメインで育児をするし、三食の準備がここに加わる。平日できないのだからそのくらいはしないとなぁと思っている。慣れるまで大変だったけどリズムができれば気にならなくなってきた。私の給料だけでは、一軒家のローンも食費も保険も生活も娯楽費も全部を賄うことはできないので、共働きが前提の家族になっている。

 

<LGBTQの権利や同性婚を認めることで日本社会は変わるのか?>

 我がこととして考えると、何も変わらない。これっぽっちも変わらない。そもそも日本伝統的な家族観(三世代同居、性的役割分業、家父長制)はどれも変わってきており、今さら日本社会が変わるとは思えない。デメリットに同性婚少子化を促すってネットの記事を見つけたが、そもそも認める前から2022年度は新生児の数は過去最低の80万人を下回っているので、同性婚を認めても少子化には何ら影響は及ぼさない。「日本社会は変わる?」のではなくて、日本社会はすでに変わっているのであって、変わった社会(共働き世帯)を中心に社会設計をしてほしいと願ってやまない。例えば、育休、介護休暇が取りやすい社会とか、制度があっても申請しずらい社会ではなくて。

 

<私も本当はマイノリティだったりする・・・>

 私も職場内ではマイノリティだったりする。職場のMTGで顔見知りの仲間に冗談半分で言っているのが、「日本も毎年1ヵ月のバカンス制度を導入したらいいのに」。誰も本気にはしてくれないが、内心は本気で実現したいことである。福祉業界で働いていて思うのは、一度現場から離れたいと思うことである。仕事が嫌いなわけではないけど、常に携帯電話で現場とつながれており、拠点長になれば休みの日でも現場からの電話で相談にのる。仕事の一部なので受け入れているが、できたら携帯電話のつながらない場所で一ヵ月くらい世間から隔絶された場所で家族とゆっくり過ごせたらと思ってしまう。いや本当に。お金を貰いながらお休みをもらえるバカンス制度を日本も導入できたらいいのに。人手不足が常態化している国では誰も真剣に取り合ってくれない、マイノリティの意見です。

 

<結論>

日本社会はすでに変わっているんだから、時代に合わせて政治家も変わってほしい。家族の多様化はすでに進んでいるので、変化に合わせて法整備を急ぐべきだと思います。