男性子育て日記 

二歳の女の子とゼロ歳の女の子の父親です。本や登山や趣味の話も綴っていきます

一本の万年筆

 2022年、僕は一本の万年筆を買った。PILOT社製の「kakuno」という商品名で値段は1000円だった。以前から万年筆に興味があって使ってみたいと思っていたけど、どれも値段が高くて手が出なかった。高いものだと10000円や20000円もする万年筆がショーウィンドーに飾られており、文具の中でも別格扱いされていた。

 

 2022年、フラッと立ち寄ったマルイの文具店で、僕は1000円の万年筆を手に取って試し書きをしてみた。力をいれずにスラスラ書けるし、なにより壊れてもいたくないお値段だった。日記を書き綴っていたこともあり、買ってみることにした。

 

 もともと、筆圧が高くて、下敷きを引かないと次のページに跡が残り、不快感を感じながらノートを使うことが多かった僕に、革命が起きた。万年筆は力をいれずにスラスラ書くことができて、見た目もかっこよかった。僕はすぐに万年筆の虜になった。

 ちなみに、ボールペンを使っていると筆圧が強すぎて、ボールペンが真ん中から折れることが頻発した。受験生のときは2ヵ月、3ヵ月に1回折れた。使用頻度がすくなくなっても、経年劣化したボールペンの末路は、折れるだった。

 

 購入時に替えのインクも12本購入してた。このインクが使い終わったら、新しい万年筆を買おうと思っていた。実は正確にはまだインクは最後まで使い終わっていない。けど、最後の替えインクになったので、この度、新しい万年筆を購入した。PILOT社製で「ライティブ」という商品名で、値段は1600円だった。2000円台のものを探したけど見つからなかった。メーカーを変えれば3000円台のものもあったけど、せっかくだから、同じメーカーの値段の違いをウオッチしたくて、この商品の購入を決めた。

 

 とりあえず、今使っている万年筆のインクが切れたら使ってみる。どんあ違いがあるのか実感できるだろうか。でも価格帯が違えば、それが製品に反映されているはずである。楽しみにしている。

 

 いつか、パリのシャルルドゴール空港で見た、モンブランの免税店の万年筆を買って使ってみたいと夢想している。一年ごとに使い古して、高みを目指したい。